経済学部は必要なのか(1) 予告


 このブログにおいて、評論『経済学部は必要なのか―「文系学部廃止論」と大学の将来』を連載することにしました。週一回以上の頻度の長期連載になると予想しております。
 過去二、三年の間に「文系学部廃止論」が話題になりました。この評論では文系学部のなかから経済学部を選び出し、主にその存在意義を検討して、経済学教育および大学教育一般を今後どのようにしたらよいかを考えたいと思います。関連して一般教養教育の意義も論じることになるでしょう。
 この評論を日本語の表現に関する筆者独自の挑戦の場にもしたいと考えています。言語としての日本語には、二つの主要な短所があると私は以前から考えていました。一つは関係詞がないことですが、この問題の解決はかなり困難です。もう一つは文末の表現が単調になることで、この第二の短所の改善を試みることが、今回の挑戦にほかなりません。すなわち「である調」の場合に、「る」で終わる文が多くなりますが、そのような文が連続しないようにするつもりです。これは今までに誰も行ったことのない大胆な挑戦といえるかもしれません。
 なおブログにおける連載という評論公開方法のために、読者のご批判やご意見を随時反映させて連載を継続することも可能です。読者の許可があれば、実名や仮名を使わせていただくかもしれません。こうした評論の展開はブログという公開方法の興味深い特色になるでしょう。ただしコメントの採用は、あくまで筆者の主観で判断させていただくことになります。
 ご期待ください。

コメントをどうぞ

荒井一博のホームページ 

http://araikazuhiro.world.coocan.jp/


コメント

このブログの人気の投稿

経済学部は必要なのか(39) 御用学者の公共心

経済学部は必要なのか(28) 勤勉で勉強好きな日本人という神話

Twitter:過去のツイートの整理 (2) 2018年(b)