平成29年11月30日 アマゾン関係の利用代金明細書

 成長著しい通販大手アマゾンとの取引に関する「ご利用代金明細書」が、カード会社から利用消費者に毎月送られてくる。その表記法が不適切なことを、1129日アマゾンに電話で伝えた。以前から気になっていたことであるが、今回は不適切さを強く感じたので、苦情を伝えることにした。
 私の受け取る「ご利用代金明細書」には、「ご利用内容」として「AMAZON.CO.JP」と記された項目がいくつか記されており、「ご利用年月日」と「今回ご請求額(円)」などが記されている。
 問題は「ご利用明細」と「注文履歴」との照合がきわめて困難であることだ。要点は次の三つである。①実際の発注日と異なる「ご利用年月日」が記載され、「今回ご利用額(円)」がいくつかの発注商品の合計金額であったり、個別の商品の金額であったりする(つまり一度に発注した複数商品がランダムに分割・結合されている)。②「注文履歴」に記されている取引商品の順番と「ご利用代金明細書」に記されている順番がかなり異なる。③「ご利用代金明細書」に記載されている「ご利用年月日」が注文履歴に記載されている「注文日」や「配達日」と対応していない。
 私はアマゾンと電話で話して、「ご利用代金明細書」の目的を確認した。すなわち、そこに記されている個々の商品の取引が、注文履歴のそれと同一かをチェックするために、「ご利用代金明細書」が送られてくることを確認した。そうであるならば、「ご利用代金明細書」と「注文履歴」に記されている取引の対応が一目でわかるように工夫すべきではないかと注文をつけた。アマゾンは私の注文を聞いて、社内で検討すると回答した。
 以上が概略であるが、ここまでに至るのに、電話で1時間ほど議論した。最初に対応した社員は要領を得ず、しばらくしてその上司と話した。上司は「注文履歴だけでなくアマゾンからのメールも見てほしい」などと当初は主張していたが、1ヵ月間に個人に届く何百というメールなどと注文履歴を照合できないと伝えると、納得したようだ。
 アマゾンは改善を検討すると回答したので、今後の対応を注視していきたい。私は他の企業にも商品の問題点を指摘して改善に寄与した経験があるので、機会があれば後で紹介したい。多くの消費者が商品の問題点について企業に注文をして、日本の社会を暮らしやすくしていくよう期待したい。

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